雑弾力を身につけて、仕事のデキる人間になりたい……!(ラブホスタッフ上野さん) (2/5ページ)
先ほど関係によって雑談が変わるとお伝えしましたが、それはこのことが原因でしょう。
そもそも目的が違うのですから雑談が変わるのは当然のこと。
例えば友人関係であれば「時間つぶし」という目的で雑談をしていても大した問題にはなりません。
しかしビジネスの場において「時間つぶし」なんていう目的で雑談をしていたら、まず間違いなく交渉は失敗します。取引先との時間を「時間つぶし」などに使うような担当者に仕事を任せたいなどとは誰も思いません。
それではビジネスの場においての雑談の目的は何か。
それは勿論様々なパターンが御座いますが、1つに「自分の能力を伝える」ということが御座います。ビジネスの関係なのですから、誰だって優秀な人に仕事を頼みたいと考えることでしょう。
しかし「実は俺、優秀なんすよ!」なんて言ったら相手からは「こいつは馬鹿だ」と思われてしまいます。ですので雑談を通じて相手の能力を測るといったことが必要になってくるのです。
優秀な商人というのは得てして情報を出し惜しみしないものです。
勿論、隠すべき情報はしっかりと隠しますが、自分が損をせず相手にとって得になるような情報は出し惜しみしないのです。
例えば大手ラブホテル会社の会長が危篤であるという情報を私が得たとしましょう。
私はラブホテルで働いていますが、基本的にはこの情報を自分で活かす方法が御座いません。
しかし、ラブホテルに商品を卸している企業様であれば、その大手ラブホテルの担当者や方針が変わるかもしれない重要な情報になり得ます。
ですので、こういう情報を何かしらの方法で私が入手したのであれば、懇意にしている営業マンにはこの情報を伝えることでしょう。
しかしここで「〇〇の会長さんは危篤らしいので、担当さんは注意をした方がいいですよ」なんていう風には言いません。
「〇〇の会長さんは、最近体が優れないらしいですよ。いやぁ我々も健康には気をつけなくてはいけませんね」というように雑談の体で話をします。