ナイツ&マジック 第12章「Knight & Dragon」【感想コラム】 (3/5ページ)

あにぶ

しかしこの対決だけで、この世界初の状況が次々生まれてるんですけど…一般の人から見たら、想像を絶する戦いであることは間違いないでしょう。

そしてディー先輩とグスターボの戦いもまた、大詰めを迎えつつありました。第3章の感想で「この作品で一番成長を遂げるのはディー先輩だ」と言う風に書きましたが、まさにその成長のほどを見せつけてくれます。グスターボも対抗しますが、源素供給器の使い過ぎにより魔力転換炉が機能を停止、グゥエラリンデも多大な損傷を負いましたが勝ちを拾います。

長期戦の様相を呈してきたイカルガ対ヴィーヴィルですが、流石にマナプールが心もとなくなってきました。そのタイミングで使用された特殊砲弾、それは一見しただけでは煙幕のように見えましたが、その中身は金属片と硝石と粉末硫黄を混合した物。この世界には存在しない“火薬”と近しい成分です、これを吸い込ませることで魔導噴流推進器にダメージを負わせるための専用武器です。中枢部を破壊出来なくても、魔法を発現するための紋章術式を傷つけることさえ出来ればイカルガの飛行能力は失われる…まさに天才と天才の戦い。

着地したイカルガをヴィーヴィルが火竜撃咆によって葬り去ろうとしますが、エルは魔導噴流推進器に回していた魔力も銃装剣につぎ込んだ全力法撃で相殺。地上なら反動を気にせずに撃てるというのは道理ですが、城塞を焼き尽くすヴィーヴィルに対抗できる力が出る時点で異常!イカルガは飛んでいなければ弱いという機体ではありませんでした、地面に居たらそれはそれで脅威なのがよく分かります…

ヴィーヴィルの消耗に加え、ソードマンの敗北もありジャロウデク軍は撤退していきました。その背中にエルは反撃を誓います。セリフが悪役っぽい気がしますが、目をつぶりましょう。ともかく、この戦いで銀凰騎士団は大きな被害を受けました、特にグゥエラリンデは骨格すら歪む損傷にフレメヴィーラ王国での修理が必要なほどのダメージを受けていました。原作者様のツイートによれば、「中隊長機は機密がいっぱいなので、うかつに現地で修理できないという問題がある」とのことです。納得。

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