寒くなってきたら冬支度…江戸時代、暖を取るなら火鉢やこたつが必須アイテム (1/2ページ)
冷え込む季節になったら寒さ対策
エアコンや灯油ストーブ、電気カーペットなど、さまざまな暖房器具がある現代。冬でも暖かく過ごすことが当時は暖をとるものが火鉢かこたつくらいしかありませんでした。囲炉裏があれば建物全体が暖まるので嬉しい限りですが、火災が多く木造の家が密集している江戸では、一般の家では囲炉裏は難しかったのです。船宿などには囲炉裏があったようですね。
鈴木春信「十二ヶ月(年中行事の内)十月 時雨と火鉢」
寒さ対策でまずやることは厚着でした。ありったけの着物を着れるだけ着込んだら、火鉢に手をかざしたり、炬燵にすべりこんで暖まります。
江戸時代の暖房器具いろいろ火鉢にも色々あり、金属製・木製・陶製があったようです。大きさも小型のものから大型のものまでさまざま、形も丸火鉢・角(箱)火鉢・長火鉢・提(さげ)火鉢があり、町家では木枠の長火鉢が多く使われていました。室内全体が暖まることはなくても、そばに行けば暖かいので、秋冬には欠かせません。
長火鉢は木炭を使った暖房器具で、鉄瓶を乗せて湯を沸かしてそのまま保温することもできて、とても便利なものでした。引き出しもついていて、タバコや海苔が保管できるので、収納スペースが無に等しい長屋ではさぞかし重宝したことでしょう。