希望の党150議席 小池百合子が政権交代へ小泉進次郎“一本釣り” (3/3ページ)
「小池氏が今回の選挙で政権奪取まで一気にいくのは、相当困難なこと。というのも、党代表に就いたはいいが、一方で都政でも手は抜けず、ましてや都知事を辞任すれば非難の嵐となるのは必至。その事態が、希望の党の支持率低下につながりかねない。しかし、自分が先頭に立って出馬しなければ、政権奪取も叶わないという思いも強い。どっちに転んでも厳しい状況なのです。そこで小池氏が喉から手が出るほど欲しいのが、進次郎氏」(前出・全国紙政治部記者)
小池氏の心境を読み取るかのように、進次郎氏は記者団に「私は小池さんに選挙に出てほしい。小池さんが選挙に出て戦ってくれた方が有権者も分かりやすい」、「運動靴とヒールを履き分けているが、分かりやすく、一つの靴を履いて出てきてください。小池さんが選挙に出てくるからと弱気になったらおしまいです」と話した。
これは一見、自民党きっての演説上手と言われる進次郎氏の、小池氏への皮肉とも取れるが、政界事情通の見方は違う。
「小池氏は、今回の衆院選は出ず、二足のわらじでやるのではないか。現時点で政権奪取までは読みきれないからです。しかし、次の選挙では希望の党で過半数を制し、都知事一期をまっとうした後に出馬して初の女性首相を狙うことは間違いない。しかし問題は、小池氏不在の間、希望の党代表をどうするか。小池氏に代わって華があり国民の耳目が集められインパクトを継続できる参謀は、是が非でも欲しい。その役として小池氏は、進次郎に白羽の矢を立てたという。進次郎氏の小池氏に対する出馬コールは、そんなアプローチと連動しているという見方もできる。進次郎氏も、希望の党がどれだけ国民に受け入れられるのか、小池氏が出馬した際の本当の強さを見定めたいという思いもあるのではないか」
さらに、こう続ける。
「もちろん迷った揚げ句に、小池氏が出馬しか道がないと判断する可能性もある。都知事を辞めることに批判が殺到するだろうが、選挙後、進次郎氏が希望の党で片腕としていれば、難なく交わすことができるだろう」
9月25日、小池氏は希望の党を立ち上げた直後、進次郎氏の父・小泉純一郎元首相と突如面談し、これが様々な憶測を呼んだ。小泉元首相は開口一番、「都知事はまっとうすべき」とアドバイスしたという。
「その時、先々を見据えた進次郎氏の話も出たという。小泉元首相は秘蔵っ子の小池氏が、自らの生涯目標である“原発ゼロ”を党是に掲げたことに大感激していたそうですが、同時に、息子が小池氏、希望の党のバックアップに回ることで躍進することを望んでいるのではないか」(同)
各党の思惑が駆け巡る中、小池氏が密かに進めるとされる進次郎氏の“一本釣り”。果たして、実行されるときが来るのか?