座間9人遺体遺棄事件について:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載179 (1/2ページ)
エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
連載第179回 座間9人遺体遺棄事件について ハリウッドスターのケヴィン・スペイシーが、30年ほど前、当時14歳だった少年にセクハラをしたことが明らかになったり、6月に車を電柱にぶつけたばかりのインパルス堤下が、再び交通事故を起こしたり、ちょこちょこといろいろなことがあった、この一週間。でも、座間の事件で、すべて吹っ飛んだ感があるわね。
そしてアタシもここ数日、仕事の合間に、ついついこの事件について調べちまっているわ。だって、あまりにも一つひとつのパーツが特殊すぎるんですもの……。
まず、事件発覚の経緯。近隣住民からの「異臭がする」という通報に、神奈川県警はまったく動かず、結局は、被害者の女性の兄が集めた情報と通報により警視庁が動いて、逮捕につながった、とのこと。おかげで、被害の拡大は阻止されたとはいえ、このお兄さん、きっと妹さんのことをすごく大事に思い、心配していたからこそ、ここまで必死に動いたんだろうな、と考えると、切ないわ……。
また、事件が起こったアパートも特殊。第一報を聞いたとき、アタシが思ったのは「被害者のみなさんやご遺族はもちろん、アパートの大家さんもかわいそう」だったんだけど(以前、仕事で「不動産投資の大変さ」に関する本を書いたことがあるので、つい気になっちまうの)、このアパート、「ほかの部屋がすでに『心理的瑕疵あり』物件になっていた」「家賃は管理費込み2.2万円だった」「今年3月時点で、アパート全体が4,480万円で売りに出されていた」という情報も。続けざまにトラブルにみまわれ、しかもたった2か月前に引っ越してきた、トータル5万円程度しか家賃を払っていない住人のせいで、売ることも貸すことも難しい状況になるなんて、大家さん、あまりにもお気の毒……。
そして、やはり気になるのが、容疑者のパーソナリティ。人間って、表面だけではわからないことが多いのはたしかだけど、「優しいいい人だった」とか「極悪スカウトマンだった」とか、あるいは「男性と添い寝をする副業をしていた」とか、容疑者の人物像に関する情報の振れ幅が激しすぎ。