脳梗塞・心筋梗塞を誘発させる! 男でも陥る“冷え性”の怖さ (3/3ページ)
さらにもう一つ注意しなければならないのが、脳卒中や心臓病など、他の病気を患っている場合だ。体の冷えや低体温症をきっかけに病状を悪化させたり、後遺症を残し、死を招くケースもあるという。
中でも糖尿病の患者は要注意だ。東京多摩総合医療センター・総合内科担当医はこう言う。
「糖尿病の因子である糖は、体内でエネルギーを作り出すガソリンのようなもの。これを燃焼させるには、血液中から糖を細胞内へうまく取り込む必要があるのです。しかし、糖尿病を患っていると、これがスムーズにいかず、低体温に陥りやすいと言えます」
また、血液中に溢れた糖を減らすための治療薬であるインスリンやスルホニル尿素剤(SU剤)の使用から、低血糖に陥りやすく、低体温を招いて意識障害なども起きやすくなる。
低体温からの脱出には、ひと言で言えば“体を冷やす原因から手を切る”ことが重要になってくる。加えて、体内で熱を作るには、食事や筋肉量がものを言う。
「とにかく冷えの症状が出た場合は、最初に体の外側から温めることです。冬であれば、湯たんぽなどで内臓が集中するお腹部分を保温すること。次に、体の中から温める。食事面では、たんぱく質を多く含んだ赤身の肉や魚、緑黄色野菜に多く含まれる鉄分を摂ることも大事です。さらに、それらを助けるビタミンB1、E、Cも併せて摂取したいところ。もちろん、極力、普段から冷たいものを控えるようにしましょう」(医療関係者)
寒さに負けず、冷えに強い体づくりを始めよう。