特別寄稿・小池百合子を奈落に沈めた私 (2/2ページ)

アサ芸プラス

「わかりました」「受け止めます」‥‥この2つが小池氏の常套句だったが、それさえ口にせず、私から逃げていた。

 選挙戦中の街頭演説で、小池氏は逆風を実感していただろう。前原氏とそろい踏みした大井町駅前、そして選挙戦最終日、そこには1年前の都知事選の熱気はなかったからだ。観衆の拍手や歓声は立憲民主党に向いていた。

 小池氏が排除発言を白紙撤回する猶予は、立憲民主党が結成されるまでの3日間あった。その間にリベラル派を受け入れる寛容さを見せていれば、まったく違う結果が待っていただろう。

「排除されない」と議員の前で話した前原氏よりも小池氏のほうが「正直」だった。その反面、「私が排除を言う分には許される」と、小池氏は自分の人気を過信したとも言えるのだ。

 衆院選投開票の翌日、小池氏は出張先のパリで「今回の総選挙で鉄の天井があることを知りました」と語った。責任転嫁とはこのことだ。希望の党の惨敗を招いたみずからの愚行を反省せず、日本の特殊事情であるかのように語るようでは、「リーダーとしての資質に欠ける」と批判されてもしかたがないだろう。

 今後も私は小池氏を追い続けていくつもりだ。

横田 一(ジャーナリスト)

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