18日公開の映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」吹替版主題歌を担当する吉田兄弟インタビュー! (3/5ページ)

Japaaan

ーー楽曲提供のオファーを受けた時の心境は?
健一さん「まずは、ライカさんから吉田兄弟と言ってもらえて非常に嬉しかった。誰もが知っているビートルズの曲、“WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS ”ですから、もし、「音楽だけを聞いた」という方がいた時に、彼らにも納得してもらえるものにしないと、というのは非常に強く感じていました。実際、かなり細かく考えてアレンジさせていただいています。ビートルズファンを敵には回せないから(笑)。」

良一郎さん「元々の曲を聞いた時、津軽三味線ならではの表現ができるんじゃないかという思いがありました。力強さだったり、最後駆け上がっていく曲調だったり。そういった、“津軽三味線の良さ“を落とし込んで、最後までしっかり弾きあげたい、と思っていたかな。」

ーー実際のレコーディングはいかがでしたか?
健一さん「元々の曲はメロディアスな印象が強かったので、力強さを表現しつつ他の楽器とのバランスをみて“リズム”を出していきたいと思っていました。そこに関しては、全員で共有して相談しながら進めていましたね。

ビートルズの曲って、『マイナー』から『メジャー』、『メジャー』から『マイナー』という作りが多いんですが、実は三味線ってメジャー音階が不得手だったりするんです。なので、それをどう表現しようかな、と。バチの弾き方にまで細かくこだわって、2人で話し合いながらレコーディングしました。かなり意識しましたね。」

ーーこれから映画を観ることになる方々へ、メッセージをお願いします。
健一さん「古き良き日本の描写が素晴らしい映画。それぞれが感じる日本の良さを見つけて欲しいと思います。独特だけど、温かいぬくもりを感じる世界観が終始感じられる作品ですし、そこに負けないように三味線も頑張りました(笑)。

「18日公開の映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」吹替版主題歌を担当する吉田兄弟インタビュー!」のページです。デイリーニュースオンラインは、吉田兄弟日本映画三味線インタビューカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る