ゲーテ像前はスケートリンクに!ドイツの世界遺産の町・ワイマールのクリスマスマーケット (1/4ページ)
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文豪ゲーテが生涯の大半を過ごした場所として、また民主的なワイマール憲法が制定されたことで知られるワイマール。
18世紀末から19世紀はじめにかけて、ゲーテとシラーを中心にドイツ古典主義が花開いた町は、「ワイマール―古典主義の都」として世界遺産に登録されています。
文学や芸術の町という印象の強いワイマールですが、アドベント(待降節:クリスマス前の約4週間)の時期には、ほかのドイツの多くの町同様にぎやかなクリスマスマーケットが開催されます。
ワイマールのクリスマスマーケットを象徴する風景のひとつが、国民劇場前の劇場広場。
ゲーテとシラーの像が立つこの劇場は、ゲーテの代表作「ファウスト」が初演された場所であるだけでなく、1919年にワイマール憲法が採択された場所でもあり、ワイマールにおける芸術と政治の舞台となってきました。
そんな由緒ある劇場前広場も、クリスマスマーケットが開催される時期にはスケートリンクに大変身。ブルーやピンクのライトが氷を照らし、音楽が流れ、ポップな雰囲気に包まれます。
日本人から見れば、重厚感漂うゲーテとシラーの像とは少々ミスマッチな光景にも思えますが、地元の人々にとっては世界遺産であろうと、偉人ゆかりの地であろうと、ここが日常生活の場であることに変わりはなく、憩いの場として親しまれているということなのでしょう。
この劇場広場からマルクト広場へと至る、シラー通りにもさまざまな屋台が並んでいます。