故・勘三郎丈が生涯に一度しか演じなかった伝説のお役。シネマ歌舞伎「め組の喧嘩」公開中 (1/3ページ)

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故・勘三郎丈が生涯に一度しか演じなかった伝説のお役。シネマ歌舞伎「め組の喧嘩」公開中

中村勘三郎が映画館でよみがえる

現在公開中のシネマ歌舞伎「め組の喧嘩」。2012年、在りし日の中村勘三郎丈が魂を注いで創り上げた「平成中村座」が、スクリーンの中によみがえります。

公式動画

映画館に向かう前に、演目である「め組の喧嘩」(正式名「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」)について、簡単にご紹介します。

この歌舞伎は、文化2年(1805)に芝神明宮(現・芝大神宮)境内で実際に起きた力士と火消しの喧嘩がネタとなっています。「火事と喧嘩は江戸の華」・・・現代のようにインターネットもなければテレビもない、国は外国との国交をほとんど閉ざして早200年。「なんか面白れえこと、ねえかなア・・・」と人々が渇望していた当時、庶民にとってはこの「め組の喧嘩」はうってつけの大ニュース。瞬く間に芝居や講談の人気ネタとなったのでした。

ちなみに、江戸の町火消は8代将軍吉宗の頃にできた制度です。20町を1組とし、隅田川から西をいろは組47組(のちに「本組(ん組)」が加わって48組)に分けました。め組はその中でも芝周辺を管轄したグループです。

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