天才テリー伊藤対談「舛添要一」(3)北朝鮮問題は現状維持が一番ですね (2/2ページ)
舛添 あと、実際に戦争が始まるとなると、同盟国の中国やロシアは、朝鮮戦争の時みたいに北朝鮮につかざるをえない。そうなると、世界大戦になるわけですからね。
テリー しかも、仮にアメリカが北朝鮮を攻めて勝利したとしても、中国がニラミを効かしているかぎり、アメリカが占領軍として統治するわけがないですしね。攻めたはいいけどウマミもないんじゃ、戦争する意味なんてない。
舛添 結局のところ、現状維持がいちばんいいわけです。だけど、我々は“核兵器を持たない北朝鮮の現状維持”を望んでいるわけでね。本当は北朝鮮が完全に妥協して、「もう核は捨てます」と言ってくれればいいんですけれど‥‥。
テリー それ、絶対にない話ですよ。
舛添 そうです。そしてアメリカの「核を捨てろ」という警告は、アメリカに届く核、つまり大陸間弾道弾と核の組み合わせをやめろという意味で、日本や韓国に到達する核を所持するな、とは明言していないんですよ。
テリー ああ、確かに。
舛添 ですから、北朝鮮に小さい核──アメリカに届くほどではないけれど、韓国や日本には有効な核弾頭なら持たせてやるか、みたいな話も出てくるかもしれない。で、日本、韓国は、それぞれ自分たちで核を持ってそれを抑止しなさい、みたいな解決策をアメリカは考えているかもしれないですね。
テリー なるほど、それはかなりリアリティーがありますね。日本はいつもアメリカに頼ってばかりだけれども、アメリカは基本「アメリカファースト」だから。