マンガ家デビュー作『大家さんと僕』が大ヒット! カラテカ・矢部を導いた“大恩人”って? (5/5ページ)

新刊JP

――どんな本なんですか?

矢部:爵位を欲しがった人の名前と、爵位が取れなかった理由が明記されている本です。

――そんな本あるんですか(笑)!

矢部:あるんですよ。これは丸っきり僕と住む世界が違うと思いました。そこに置いてあったということは、僕が来るまで読んでいたということですから。それで近所を散歩していると「実はここの人もね、爵位が取れなかったの」と教えてくれるんです。

――内容を覚えているわけですよね。

矢部:そうなんです。多分、ご近所さんが出てくる本なんでしょうね。時代も世界も全てが違うように感じました。

――大家さんはお茶目で、わりと強引なところもありますよね。矢部さんが大家さんのペースに乗せられていく様子は読んでいて笑ってしまいました。

矢部:すごく自然な方で、ご自分のペースがありますよね。「こういうものでしょ」と言われたら僕もこういうものなんだと麻痺してくるというか。お部屋をお借りしてるのだからお茶くらいしますし、お茶するのだからお食事しますし、お食事したのだから鹿児島に泊まりで旅行にも行きますよね、と。

――乗せられてますね。一緒に食事に行くと1回につき4時間くらいかかると書かれていましたが、どんな話をするんですか?

矢部:本当にいろいろです。テレビや本の話から、恋話も。「矢部さんはいい人いないの?」と聞かれたり。そのときは友達みたいな感覚です。

――年齢差が気になることはあまりないんじゃないですか?

矢部:いや、それはありますよ(笑)。話をしていると自然に戦争の話になりますからね。昨日撮影の仕事で上野に行ったんですと言ったら、「私は玉音放送を上野の駅の改札で聞いたの」と言われたり。ナチュラルに戦争の話を突っ込んできます。まあ会話なんてそういうものなのかもしれませんけどね。

矢部さんの読書歴に迫る後編は12月31日配信予定!

「マンガ家デビュー作『大家さんと僕』が大ヒット! カラテカ・矢部を導いた“大恩人”って?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る