マンガ家デビュー作『大家さんと僕』が大ヒット! カラテカ・矢部を導いた“大恩人”って? (1/5ページ)

新刊JP

ベストセラーズインタビュー第94回・矢部太郎さん
ベストセラーズインタビュー第94回・矢部太郎さん

出版業界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』
第94回の今回は、各方面から絶賛の声があがっているコミックエッセイ『大家さんと僕』(新潮社刊)で話題を呼んでいる矢部太郎さんの登場です。

矢部さんといえば、1997年高校時代の友人である入江慎也さんとお笑いコンビ「カラテカ」を結成。日本テレビ系「進ぬ!電波少年」をはじめ、バラエティ番組などを中心に活躍されてきました。

そんな矢部さんが今回書き上げたのは、88歳になる大家さんとの日常を描いたマンガ。家族でも恋人でも友達でもない、「大家と入居者」の関係なのに、お茶をしたり、電話したり、一緒に鹿児島旅行をしたり。のんびり、ほっこりしつつ、ちょっと可笑しな毎日が、柔らかな絵柄で書かれています。

矢部さんが驚いた大家さんのエピソード、2人の関係の強さをうかがわせるお話、そして矢部さん自身の読書歴まで、幅広くお話をうかがいました。

(インタビュー:ASUKA、金井元貴、記事・撮影:金井元貴)

■18万部という大ヒットを予見していた大恩人に「申し訳ない」 ――この『大家さんと僕』はもともと文芸誌の『小説新潮』で連載されていましたが、どのようなきっかけで連載が決まったのですか?

矢部:僕が今の大家さんの家に引っ越したのは8年前になるんですが、これがすごく変わった物件で、一軒家で1階に大家さん、2階に僕が住んでいるんです。もともと二世帯住宅だったそうで、玄関はそれぞれ違うのですが、大家さんとの距離はすごく近いし、仲良くさせていただいているんですね。

それである日、京王プラザホテルでお茶をしているときに、たまたま仕事でご一緒したことがあった漫画原作者の倉科遼先生にお会いしたんです。

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