アルコール入ってるけど、お酒に胃腸や喉の殺菌効果はあるか? (1/4ページ)
年末年始で20歳以上の人たちはお酒を国にする機会も増えているだろう。
お酒にはアルコールが含まれている。でもってアルコールは一般的な消毒剤である。ゆえにお酒は消化器系の感染症予防に効果があるのではと考える人がいても不思議ではない。では実際にどうなのだろう?
お酒を飲んで胃腸や喉の殺菌をすることはできるのだろうか?
お酒の種類やアルコール濃度によって効果が違うのだろうか?
アルコールが強いと抗菌できても体にダメージを与えないか?
それらの疑問をすべて科学的に検証し、お酒を消毒薬代わりに使うかどうかを総合的に考えてみよう。
・赤ワインには抗菌作用があることを確認

ワインは昔から殺菌効果があることで知られてきた。3世紀のローマの将軍は、赤痢予防にワインを飲むよう兵士に推奨している。
1988年、ある研究でワインをはじめとする飲み物の抗菌作用が調査された。ワイン、炭酸飲料、ビール、スキムミルク、水にサルモネラ菌、シゲラ、大腸菌といった感染性腸内細菌を入れ、2日後に観察したところ、赤ワインの細菌はかなりの打撃を受けていた。ビールと炭酸飲料にもそうした効果が認められたが、ワインほどではなかった。
数年後、ワインの抗菌作用の源を探ろうとまた別の実験が実施された。研究者は赤ワインにサルモネラ菌を入れ、それをアルコール度数とpHを同様に調整した溶液と比較。
赤ワインには、溶液以上の強力な抗菌作用があることが観察された。