音読、お風呂…今日からできる!語彙力を高める方法――【言葉の専門家×若者】社会で活躍するための“語彙力”基礎講座<後> (7/7ページ)
佐伯:いつも何かしら感じているんですけど、結局「めっちゃ美味しい!」しか言えないので…。
山口:どうして「めっちゃ美味しい」のかを言葉を説明できるといいですね。
秋吉:(水を飲んで)初雪のように澄んだお水ですね。
一同:おお!
山口:そうです。そういう風に何でも言ってみる。
――食レポって難しいですよね。「感想を言って」といわれると途端に難しくなる。でも、自然に言葉が出るようにすれば、ハードルが下がるかも。山口:自発的に言うのがベストですね。
テオ:それで、「美味しい」じゃなくて「澄んだような味がする」みたいにちょっと具体的に言えば周囲からの反応も変わりそうですよね。
山口:感想が新しい感想を呼ぶわけですね。
テオ:反応がどんどん生まれていく感じがします。
山口:食べていない人は自分も食べたくなったりするでしょうね。
――では最後に『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』をどんな人に読んでほしい、聞いてほしいですか?山口:これは皆さんに!
――もう少し語彙力を使っていただけると…全員:(笑)
山口:わかりました(笑)。この本では、これだけ知っていれば語彙力がついているなと思わせるような語を選んで載せています。また、基礎的な言葉も入っているので、社会人になって1、2年目で語彙力が足りないなと実感している方には、ぜひ読んでほしいですね。
――皆さん、今日はありがとうございました!(了)