軍事力をガチンコ比較!「世界軍事オリンピック」 (2/5ページ)
これに伴い、少数精鋭&ハイテク装備化がトレンドとなっている。「世界全体の軍事予算は約184兆円ですが、米中でその半分を占めます。そのあと、ロシア、サウジアラビア、インド、フランス、イギリスと続いて、日本は第8位、次いでドイツ、韓国の順です」(軍事ジャーナリストの井上和彦氏)
当然、多額の軍事費を計上しているこれらの国々は軍事強国であると言えるわけだが、軍事費の順位が即、戦力の優劣にならないのが興味深いところ。以下、平昌五輪に絡め「戦車戦闘」「戦闘機戦闘」「海上戦闘」「特殊部隊」の4部門で、各国の“戦技”の優劣を論じてみたい(文末に参考用の総合戦力の表と合せて、まとめて結果を掲載)。
■陸上自衛隊が銅メダルの戦車戦闘部門
まずは、陸の王様“鉄牛”の異名を取る戦車戦闘から。「金メダルに輝くのは米国でしょう。米軍のM1エイブラムス戦車の実績は抜群で、湾岸戦争、イラク戦争などの実戦で、その強さを証明しています」(軍事ジャーナリストの竹内修氏)
銀はロシア。かつての戦車大国も、冷戦期は西側に比べて主力戦車の性能が劣っていたが、最新のT-14アルマータ戦車はステルス性にも配慮され、市街地戦でも活躍できるタイプに。銅メダルは、10式戦車を擁する陸上自衛隊が獲得。「10式は世界最強戦車ともいわれています。高速で蛇行走行しながら、百発百中で砲弾を命中させるスラローム射撃は世界一。実戦経験がないため銅メダル止まりですが、その実、米軍のエイブラムスにも負けないはずです」(軍事ライターの黒鉦英夫氏)
4位はイスラエル。「中東戦争やパレスチナ紛争など、実戦経験が豊富なうえ、ほぼ負け知らず。弱点は現在の主力戦車メルカバは、対ゲリラ・テロ戦を重視して開発されたため、純粋な戦車同士の戦いになるとやや不安が残ることくらいです」(前出の竹内氏)
5位にはドイツが入る。「2016年に行われたNATO加盟国が参加する戦車の戦技大会では、ドイツ軍が優勝しました。