大不振のロサリオに「開幕4番」を通達 金本監督が企てるシーズン途中のトレード劇 (1/2ページ)

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大不振のロサリオに「開幕4番」を通達 金本監督が企てるシーズン途中のトレード劇

 オープン戦の打率は1割5分4厘。「不動の4番候補」として獲得した阪神のウィリン・ロサリオ(29)が不振に喘いでいる。金本知憲監督(49)は「開幕4番」を本人に告げたそうだが、不振が長引けば“アノ話”が再燃してきそうだ。
 「金本監督は確信があって、ロサリオに4番を申し渡したわけではありません。打ってもらわなければ困るという喝ですよ」(在阪記者)
 推定年俸3億4000万円。近年、阪神は助っ人に対し、「いきなり、3億円」といった大型契約を結んでこなかった。大型契約でなければ来日してくれない一流選手を避けてきたせいもあるが、「活躍できなかったときのリスク」を恐れ、メジャーとマイナーを行き来している選手のなかから日本向きのタイプを見つけてきた。リスクを冒してまでロサリオの獲得を決めたのは、金本監督が強く大砲タイプの補強を訴えたからである。

 ライバル球団の関係者がこう言う。
 「ボールを遠くに飛ばす力は、たしかに一級品です。詳しくは言えないが、打てるコースと打てないコースがはっきりしています。まあ、2月の練習試合の段階から各球団はデータを取るため、試験的にいろいろなコースを投げていきました」
 こういう話を聞かされると、不振脱出には時間が掛かりそうだ。4番を予定していた選手が打てないとなれば、金本監督は苦しい展開を強いられる。
 「フロントも『今年こそ優勝』の機運が高まっています。ロサリオが本当にダメなら、シーズン途中でもそれに変わりうる選手を補強してくるでしょう」(プロ野球解説者)

 とはいえ、金本監督のお眼鏡に適う選手は残っていないだろう。
 「国内トレードですよ。阪神のフロント幹部はキャンプが始まったばかりのころ、『もう補強はしない』と言い切っていました。オフの補強に成功したと自負していたためですが、先発投手に不安が残ると見るなり、西武から岡本を獲得するトレードをまとめました。今年の阪神は迅速な補強を仕掛けてきます。その迅速さに他球団も警戒しています」(球界関係者)
 ロサリオの代役は外国人選手ではなく、国内トレードということになりそうだ。長距離タイプ、相手球団が手放す可能性のある選手…。思い当たる選手は日本ハムの中田翔(28)だけだ。

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