なぜ革命の闘士『チェ・ゲバラ』の顔写真はTシャツになって大量消費されるに至ったか (2/3ページ)

ミリタリーブログ



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ポップアートの大御所、アンディ・ウォーホルの知己であったジェラルド・マランガはウォーホルの画風を真似て肖像画を制作し、これを美術館にウォーホルの作品として売りつけ富を得た。ウォーホルは後にこれを自分の作品として「認定」し、ロイヤルティを得ている。

「英雄的ゲリラ」は、冷戦下の西側世界における反体制の象徴として大いにもてはやされた。やがてその思想は忘れられ、今はただイメージだけが利用されるようになった。ゲバラが目指した理想とはまったく無縁の人、いわゆるセレブリティ達がゲバラの顔が描かれたTシャツを身につけていることも多い。コルダが著作権を大きく主張しなかったということも手伝い、ありとあらゆるアパレルメーカーが商品にゲバラの顔を使用するようになった。

社会主義の世界を夢見た革命家の肖像が、資本主義的な大量生産と消費のサイクルに取り込まれ、アパレルメーカーを潤した、というのは皮肉な話である。
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