森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 全面服従はイジメを加速 (2/2ページ)

週刊実話

そして、ヒトラーやムッソリーニなどの独裁者の台頭を許し、その支配を終わらせるためには、第二次世界大戦という大変な殺戮と財産の破壊が必要となったのだ。

 私は、いまの世界情勢が当時と重なってきていると思う。北朝鮮は言うに及ばず、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平主席、トルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領など、独裁者が国民の圧倒的支持を得て、強権を発動するようになっている。
 米国のトランプ大統領も、自分と意見の異なるスタッフを次々に解任するなど、独裁的な政治手法は似たり寄ったりだ。独裁者が強大な権力を掌握すると、他国とのトラブルがあったときに戦争が起きやすくなる。そうなったら、国民生活が破壊される。日本政府がいまやるべきことは、米国をいさめることだろう。

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