テレ朝のセクハラ対応は「ギリギリセーフ」?社員や視聴者からは異論続出 (1/2ページ)
テレビ朝日の女性記者が「財務省の福田淳一事務次官にセクハラ被害を受けている」と同局に訴え、報道するよう申し出たにもかかわらず、上司が拒否し事実上もみ消そうとした問題は、同局を揺るがす事態に発展している。
まずこの件に反応したのが、テレビ朝日の看板番組『報道ステーション』。コメンテーターの後藤謙次氏は「相談を受けた際の対応については大いに反省してもらいたい」とチクリと刺しながらも「記者会見をして事実を公表した。これでギリギリセーフ」「彼女の意をくんだテレビ朝日側の対応もギリギリセーフ」と「ギリギリセーフ」を繰り返した。まるで「自分たちは悪くない」と言わんばかりのコメントだったが、社員の富川悠太、小川彩佳両アナは、具体的な言及を避けた。
これを見た視聴者からは「加害者側が自己の対応を評価するな」「全然反省していない」「印象操作だ」と怒りの声が殺到した。
一方、テレビ朝日が出資するAbemaTVのニュース番組「アベプラ」では、テレビ朝日の小松靖アナウンサーが問題に言及。「はっきり言って、テレビ朝日の報道の信頼は地に落ちたと言っても過言ではない。あえて言いますけど、それくらいのことをしてしまったと思います」と述べた。
小松アナは「社員が仕事するなかで感じる身体・心理的なダメージに対して会社が何ら守ってくれない」と、組織への不信感を口に。続けて「女性記者からすると福田事務次官もテレビ朝日も『自分を被害者にした相手なんだ』という構造が成り立ってしまう」「一から出直さないといけないと思いました」と、社員の立場にありながらも、テレビ朝日の対応を痛烈に批判した。
小松アナの発言に対しては「よくぞ言った」「正論だと思う」など、称賛の声が並んだ。小松アナとは対照的に「ギリギリセーフ」を繰り返し、テレビ朝日の対応を正当化するような発言に終始した『報道ステーション』に、再び批判が集まった。
20日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』でも、宇賀なつみアナウンサーがテレビ朝日の対応について言及した。「そもそもセクハラ被害は、家族や友人にも言いづらいこと。それを上司や会社に行く(訴えかける)のはすごく勇気がいったはず。その時点でテレビ朝日の対応は良くなかった」と批判。