「ビールの日」に学ぶ、お酒とがんの切っても切れない深い関係とは (4/6ページ)
1日あたり純アルコール10g(ビール250mL相当)の摂取が増えるごとに、発症リスクは7-10%ずつ高まります。*6
乳腺はアルコールやアセトアルデヒドに敏感な組織であり、酵素ADHやALDHの働きの程度にかかわらず、飲酒が発症リスクを高めるのです。
また、飲酒により乳がん細胞が成長しやすい地盤を乳腺周辺につくったり、血中の女性ホルモン量が増加し女性ホルモンが大きく関わるタイプの乳がんの成長を促すというメカニズムもわかってきました。*6
飲酒によるがんのリスクを下げるために

若いうちから飲酒はほどほどに
直腸がんは40代以上の発症がほとんどを占めますが、20代での飲酒量が多いほど将来の発症リスクが高まります。*7
乳がんでも、初めての妊娠までの飲酒量が多いほど将来の発症リスクが高まります。乳がん予防の観点からは、適量とは「飲酒しない」ことであると考えていたほうがよいかもしれません。*8
また乳がんにおいては、飲酒は再発リスクも高めますので、一度罹患した場合は飲酒は極力避けたほうがよいでしょう。*6
喫煙や野菜不足はNG
口腔がん、咽頭がん、食道がんについては、喫煙や野菜の摂取不足があると、より飲酒の影響が及びやすいので、気を付けるようにしください。