~カゴメ・女子栄養大学 共同研究~ 「トマト減塩食」の摂取で減塩効果指標(尿中ナトリウム/カリウム比)が大幅に改善することを確認 (4/5ページ)

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◇減塩効果:尿中ナトリウム/カリウム比とは?

ナトリウムとカリウムはいずれも人間の体の中で浸透圧を調節する大切なミネラルです。食塩(塩化ナトリウム)は人間の最大のナトリウム摂取源であるため、食塩の過剰摂取により体内のナトリウムが過剰になると、浸透圧のバランスが崩れ血圧が高くなることが知られています。健康な人は余分な水やナトリウムを尿として排泄することで血圧を保つことができますが、腎機能の衰えなどにより排泄が十分に行われないと血圧が高くなります。そのような場合は、食塩の摂取を減らすことが高血圧の予防・改善に大切です。


ナトリウムとカリウムはどちらも一価の陽イオンとして体内で存在しますが、ナトリウムが主に細胞外液(血液)に存在するのに対し、カリウムは主に細胞内液(細胞)に存在し、細胞内外の浸透圧を保っています。これまで行われてきた研究で、高血圧者では食事中のナトリウム/カリウム比が低いほど血圧が低いこと(*3)や、食塩摂取量が異なる世界各地域を比較した研究において尿中ナトリウム/カリウム比が低いほど血圧が低いこと、及び、尿中カリウム濃度が高いほど血圧が低いこと(*4)が報告されてきました。よって、高血圧の予防・改善には、ナトリウムの摂取を減らすことに加え、カリウムを減少させない、あるいは増やすことも有効であると考えられています。ただし、ナトリウムを減らさずにカリウムのみを増やした場合の血圧に与える影響は限定的と考えられています。


これらの知見を踏まえ、本研究では尿中ナトリウム/カリウム比の低下を「減塩効果」と名付け、高血圧の予防・改善のために重要な指標として採用しました。
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