~2018年・スマホトレンドレポート~ 「フォトジェニック」は、もう古い? スマホ撮影の新トレンド、キーワードは「ムービージェニック」 (8/8ページ)
そして、動画は、写真以上に「臨場感」をあらわしやすいという特徴があります。そのため、友達とおしゃべりをしたり、ペットをかわいがったりという「何気ない日常」を、あえて写真ではなく、動画で撮影する人が増えています。
ただし、動画においても、ただ単に撮影するだけではないのがミレニアル世代の特徴です。今回の調査でも、「友達と普通にしゃべっている様子を早送りした動画」、「イチゴに練乳をかけているところを逆再生にした動画」、「インコが走ってくる様子をスローモーションで撮影した動画」など、撮影シーンは日常的なものでありながら、編集や加工により「ムービージェニック」な演出をしているという回答が多く見られました。これは、写真を「見る力」(審美眼)だけでなく、「撮影する力」や「編集・加工する力」も高い、デジタルネイティブな彼らならではのトレンドと言えます。
実際に、私のまわりの若者世代に、SNSへの動画投稿の際に意識していることや、ポイントだと思うことを聞くと、次のような声があがりました。いずれも、何気ない日常シーンを、より「映える」動画にするテクニックであると言えます。
●セルフィー(自撮り)は動画の場合も加工必須!
写真でなく動画であっても「加工」のひと手間を。目を大きくしたり、顔を小さくしたりなど、顔や色味を調整してから投稿する。
●エフェクトで何気ないシーンをおもしろ動画に!
Instagramの「スーパーズーム」機能でディスコ風・なごみ風といった効果をつけるなど、友達のふとした瞬間を撮影した動画に、あえてエフェクトをかけることで、シュールなウケ狙いの動画を作っている。
●音にこだわってアクセントを!
アプリを使って声を変えたりBGMをつけたりなど、「音」の演出を加えることでアクセントを追加している。
一方で、自然体でありながらもセンスのよさが伝わる「日常映え」は、本来、かなり高度で難しいもの。何気ない「日常」が「映える」動画は、ミレニアル世代のセンスやテクニックがあるからこそ、成り立っていると言えるでしょう。
また、私の周囲の若者の中には「Instagram、特にストーリーではなく永続的に残る本投稿には、なるべく鮮明な動画や画像を載せたい」という声もみられました。今後は「日常映え」を実現する上で重要な、カメラやムービーの撮影・加工機能などにも、より注目が集まっていくと考えられます。
提供元:ValuePress!プレスリリース詳細へ