彼女と話すと、ドキドキする。新木優子が愛される理由 #Lifeview (1/3ページ)
「あ、ちょっと待って。こっちのほうがキレイに録音できるかも」
「マイナビ presents 第26回 東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」の取材現場。インタビューをはじめようとした刹那、彼女のドキッとするほどに長くて美しい指先がこちらへ伸びてきた。ニコリとやさしく微笑んだその人は、そのまま私の手元にあるボイスレコーダーの向きをくるっと変える。
同性ながら、これはズルいと思った。出会って1分、彼女の絶妙な空気感に早くもノックアウトされた私。先に言っておく。今から書くこの記事は、きっととびきりのファンレターみたいな文章になっちゃうはずだ。
たくさんの人ができる仕事じゃないって、わかってた。
目の前に現れたのは、どこまでも凜としていて聡明な話し方をする女性。立ち居振る舞いはこれでもかというほどにきれいで、女性目線でも惚れ惚れする。そして、時折見せるマスキュリンな表情にぐっと心を掴まれた。
「小学生のとき、休みの日に『原宿へ行きたい』と言って、連れて行ってもらったんです。そうしたら、今の事務所の人に声をかけられてそれはもうびっくりしました。最初、怪しい人なのかもって疑っちゃったくらい(笑)。それくらい驚いたのを覚えてる」
彼女は選ばれるべくして、この舞台裏にいる人間なのだろう。そんなこちらの確信とは裏腹に、当時を振り返って「芸能界に入ることなんて、考えたこともなかった」と漏らすから意外だ。では、なぜこの世界に足を踏み入れることを決めたのか。
「たくさんの人ができる仕事じゃないって、なんとなくわかってたから。せっかくチャンスをもらったのならやってみたいという思いが心の底にあったんです」
進学を選んだからこそ、仕事への思いが強くなった。
2つのことを同時に追いかけるって、すごく難しい。あくまでこれは私の場合だけど、仕事をがんばりたいときはそれ以外どうでもいいやってなっちゃうし、逆にプライベートが楽しいと思える時期は仕事が手につかない。人間のキャパは決まっているのだと、つくづく思う。