タコは宇宙由来?数億年前に宇宙から卵の状態で地球に飛来したとする論文が発表される(国際研究) (1/3ページ)
タコは他の無脊椎動物の仲間に比べて各段に知能が高いことで知られている。道具を使いこなし、遊びも覚える。個性豊かで、最近では、人に助けてもらったタコがお礼に来たなんて映像(関連記事)も話題となった。
タコの寿命が長ければ海の覇者になれるんじゃない?なんて噂も囁かれているわけなので、今回の研究論文は、荒唐無稽とまではいかないのかもしれない。
その論文によると、タコの並外れた知能と急速進化の理由は、宇宙由来のウイルスが入り込んだことで遺伝子情報が複雑化した可能性があるという。もしくは、凍結した卵の状態で宇宙から地球に飛来した可能性すらあるという。
・タコは2億7000万年前に突如進化?
Progress in Biophysics and Molecular Biology誌に掲載された『カンブリア爆発の原因――地上か、宇宙か?(via%3Dihub" target="_blank" title=""Cause of Cambrian Explosion – Terrestrial or Cosmic?)』という科学論文によると、カンブリア爆発と呼ばれるカンブリア紀に生じた突然の生命の増加は、地球が有機分子の雲の爆撃を受けた結果であるそうだ。
さらに論文では、タコについて論じられており、その起源が宇宙に由来するかもしれないというのだ。
タコはどうやらカンブリア爆発から2億5000万年後にあたる、2億7000万年前に突如として進化したらしい。
・タコの急速進化の理由は宇宙由来のウイルス?
タコのゲノムはホモ・サピエンスよりも多い33000種のタンパク質コード遺伝子によって、とんでもない複雑さを示している。あまりの複雑さゆえに、未来の遺伝子を持っているのではないかと科学者に疑われるほどだ。