顧客に愛され500着のスーツを売った経営者のたった一つのシンプルな営業哲学とは? (3/5ページ)
男性テーラーが女性の服を作れないわけではないんですけれど、残念ながら満足度は低いんですよね。 ――男性と女性でスーツに求めるものとして一番違うのはどこですか?
勝:女性はやっぱりシルエットとか、見た目のテンションですよね。自分でコーディネートするワクワクとか楽しさとか、そういう感覚的なものをすごく求めています。
男性は自分が求めているものがわかっていないことが多いです。コーディネートもどうしたらいいか。だから、来店される方も「お任せします」とか「助けてください」という方が多いです(笑)。
――勝さんご自身は、ご自分の着る服にどういうこだわりがありますか?勝:自分のテンションです。そのときに自分がワクワクするかどうか。
女性は特にそうだと思うのですが、心のコンディションってとても大事なんです。
お客様の前に立つときって、自信がみなぎっているかいないかなんですよ。
それが自分の言葉やオーラに出ます。言葉は人生を変えるし、世の中をつくっていく、すごく影響を与えるものだと思うので。だから、私は自分を喜ばせてあげるものを着ます。それが「自分が一番カッコイイ」と思える自分ですから。
勝:来店された男性のお客様にもそういう話はします。人生のターニングポイントに立っているとき、何かを決断しないといけないとき。そういうときに一番大事なものって、私は自信と勇気だと思っているので。
だったら、それを人に宿す仕事をしたい。そういう気持ちで私たちは仕事をしています。
muse(ミューズ)でした買い物が、単に服を買ったということではなくて、ここで買い物をして自信を得て帰ったっていう。それが私たちの会社のミッションなんですよ。