紫外線はアトピー肌の大敵! 日光の刺激とうまく付き合う方法は? (3/5ページ)
美白化粧品で代替するのは?
ちなみに「紫外線カット機能のある美白化粧品を日焼け止めの代わりにすることはできるのか」という質問がよくありますが、これはアトピーの方にとってはさらなる刺激になりますので控えたほうがよいですね。
美白化粧品には日焼け止め成分以外にも肌を白くする刺激物質が入っています。こうした刺激物質は痛みやかゆみを非常に生じやすく、アトピー性皮膚炎をさらに悪化させる可能性がありますのでできるだけ使用しないようにしましょう。
日焼け止めの選び方・使い方
アトピー肌に使う日焼け止めは、以下のポイントに気をつけて選びましょう。
1. 紫外線吸収剤が使われていない日焼け止め
アトピー肌には、できるだけ紫外線吸収剤ではなく、紫外線を跳ね返すような紫外線散乱剤が入っているものが望ましいです。
2. 落としやすい日焼け止め
アトピー性皮膚炎の人はただでさえ肌のバリア機能である保湿力が乏しいので、それ以上に肌の保湿成分を奪ってしまうような強力な洗浄はできるだけ避けましょう。理想は普段使っている石鹸で充分に落とせるようなものがよいですね。
3. ナノ化していない日焼け止め
ナノ化している日焼け止めは、肌につけると非常に見栄えがよくきれいに見えますがが、肌の奥深くまで浸透してしまうためアトピーで荒れてしまっている肌には負担が強すぎるので避けましょう。