与謝野晶子「みだれ髪」女性による赤裸々な恋の歌は当時の評論家の間で大炎上!? (1/3ページ)
タブーに挑戦した「恋愛のレジェンド」
現代は「結婚するなら恋愛結婚が当たり前」と考える人が多く、「自分は恋愛が苦手・向いていない」という人は「どこか問題があるのでは?」「理想が高すぎる」と非難されることすらある世の中となっています。
さらに結婚相手との出会いも「出会い系サイト」「マッチングアプリ」などのインターネット上、または「合コン」や「街コン」だったという人が増加し、異性との出会いのハードルが下がっている印象を受けます。
(画像出典:ぱくたそ)
しかし、そんな風に男女の出会いの手段が多様化したのは、ここ最近のこと。日本には長い間、特に女性が恋愛をするどころか、恋愛の話をすることすら許されなかった時代があったのです。そんな恋愛がタブー視されていた時代に、激しく赤裸々な恋愛感情を詠んだ歌を集めた歌集を世に送り出し、賛否両論を呼んだ「明治の恋愛のレジェンド」というべき女流歌人がいました。
明治の女性の常識は「結婚=家の存続」生き方の多様性が認められるようになったと言われる21世紀の現代にあっても、「結婚できない=恥」と考える女性は多く、アラサー世代以上の独身女性は「婚活」に時間と金銭を注ぎ込み、ストレスを溜め込んでいます。
明治時代は、女性にとってはもっともっと生きにくい時代でした。「結婚=家の存続のため」とされ、女性が恋愛を口にすることは、絶対に許されないことだったのです。