日中の強い眠気…うつ病と間違われやすい「ナルコレプシー」とは (1/5ページ)

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睡眠の質や睡眠負債など、睡眠に関するテーマが話題になることが多くなってきましたが、睡眠障害という睡眠がうまくいかないことで苦しみを抱えている方も多くいらっしゃいます。



その中でも、眠ってはいけないときに突然眠気に襲われたり、金縛りが起こったりなど、眠気をコントロールできない「ナルコレプシー」という病気があることをご存知ですか?



今回は、このナルコレプシーについて、精神科医の井上智介先生に解説していただきました。




ナルコレプシーとはどんな病気?

運転中眠くなる男性


ナルコレプシーは、短い時間のなかで耐えられないほどの睡眠欲求が何度も続く疾患です。仮眠を取ると一時的に眠気がさっぱりしますが、ナルコレプシーでは2時間もすると再び強い眠気が襲ってきます。



もともとは1880年にフランス人医師によって提唱された疾患で、ギリシャ語の「眠気(ナルコ)」と「発作(レプシー)」を表す単語を合わせて作られた疾患名です。



この疾患の割合は、世界では2000人に1人前後と推定されています。しかし、人種によって差もあり、日本人では600人に1人(0.16%)と言われております。

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