「淑女の黒歴史手帖」 第一回 地球のお魚ぽんちゃんの黒歴史 (10/11ページ)
—そもそも、なんで「地球のお魚ぽんちゃん」なんですか?
ぽんちゃん : 最初は「お魚バカ赤ちゃんぽんぽこ」っていう名前だったんですけど、これから活動していくにあたって、名前に「バカ」が入っているのはどうかな、と思って。顔が魚っぽいので「お魚」は残して、当時ちょうど『平成狸合戦ぽんぽこ』がTVでやってて、「『ぽんちゃん』って呼びやすいな」と思って「ぽんちゃん」、自分がいるのは宇宙ではなく地球なので「地球」。で、「地球のお魚ぽんちゃん」です。
—結構ざっくりですね。
ぽんちゃん : マジで、マジで本当に後悔してます。
—じゃあ、今もしも最初からやり直すとしたらどんな名前がいいんですか?
ぽんちゃん : うーん。なんか……キレイな感じの……「みやざき はるか」とか……。
〜総括〜
エロへのただならぬ熱意、過剰な自意識、そしてそれらが引き起こす、なんとも歯がゆく、赤面必至の黒歴史の数々……。幼少期から現在(26歳)まで続く彼女の「童貞感」は確かに「血」と呼んで差し支えないほど、一貫していた。
多くの人にとって「童貞感」はこれまでの人生のどこかで経験したことのある感覚ではないだろうか。ぽんちゃんがアバンギャルドな笑いを提供しながら、これほどまでに多くの人々に支持される所以は、この普遍的でキャッチーな「童貞感」に根付く欲望や自意識を、直接的すぎず、ひねりすぎず、絶妙なバランスで表現し続けているからかもしれない。今後も、この淑女が生み出す作品に注目だ!
(取材・執筆 伊藤紺)
●地球のお魚ぽんちゃん 漫画家。「男子高校生とふれあう方法」「地球の4コマ」をはじめとしたギャグマンガがTwitterで話題を呼び、2016年に漫画『男子高校生とふれあう方法』(双葉社)を刊行。現在、漫画アクション(双葉社)にて絶賛連載中。その他、企業(exグリコ「ポッキー」、スパイシーソフト「チャリ走」)とのタイアップ漫画実績も。