死者の尊厳を踏みにじる「マスゴミ」批判が相次ぐ (1/2ページ)
6月8日は、東京都の秋葉原にある歩行者天国で2008年に発生した無差別殺傷事件から10年に当たる日だった。
事件現場には献花台が設けられ、多くの関係者らが手を合わせたが、そこを訪れたというツイッターユーザーのある投稿がインターネット上を騒がせた。
《秋葉の献花台なう。まん前で取材ならともかく送信とか記事書きを座り込んで献花しに来た人の邪魔になってるマスコミはばかなのか?》
《献花台の正面に報道陣の脚立が置きっぱなしだったりで邪魔でしょうがありません》
これらの投稿に添えられた写真には、報道関係者とみられる複数の人物が写っており、確かに献花の“邪魔”になっているようにも見える。なかには現場にふさわしくない、談笑しているような報道関係者らしき姿や、献花台の前で祈っている方の顔を至近距離で撮影するカメラマンの姿もある。これらの投稿は《被害に遭われた方とその家族に失礼だよ。配慮がなさ過ぎる》などといった苦言とともに広く拡散された。
次第に強くなる「オールドメディア」への非難
また、6月9日に発生した東海道新幹線内での殺傷事件の際には、まだ車内に残っている乗客にツイッターで取材を申し込んだメディアが複数あったとして、こちらも非難の対象になっている。
《心臓バクバクしてる方に何聞いてんの?》
《空気を読まずに失礼極まりない対応だ》
さらに、ある番組内でレポーターが「警察は、被害男性が立ち向かったために容疑者を刺激して、結果として最悪の事態を招いてしまったという見方もしているようだ」という発言をし、すぐさま《そんな警察の見立てを紹介する必要などない》、《被害者遺族に対してあまりにも無礼》などの投稿で炎上騒ぎになってしまった。
「政治のニュースが特に顕著ですが、一部のメディアが偏向報道をしているとして、ネットユーザーから槍玉に挙げられています。彼らの多くは新聞やテレビを“オールドメディア”や“マスゴミ”などと呼び、毛嫌いしているのです。