梅雨時の「部屋干し」で押さえておきたいポイント

まいじつ

conrado  / Shutterstock
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梅雨真っただ中、洗濯物を部屋干しする機会が増えてきた。

部屋干しした洗濯物は乾きにくく、また、その“におい”に悩まされている人も多いだろう。まずはこのにおいの原因を知り、有効な部屋干し対策をしていくことが大切だ。

洗濯物の悪臭は“洗濯槽の裏側に繁殖したカビ”が主な原因。この繁殖したカビは定期的(1~2カ月毎)に洗濯槽クリーナーなどを使うことによって除去することができるが、ついつい忘れてしまいがちだ。特に梅雨の時期はすぐにカビが繁殖してしまうので、いつもよりマメな掃除を心掛けよう。自宅に洗濯槽クリーナーがない場合は、酵素系漂白剤や塩素系漂白剤を利用することも可能だ。ただし、2種類を混ぜて使うことは有毒ガスが発生するので絶対に厳禁だ。

普段から脱いだ衣類をそのまま洗濯機にポイッと投げ入れている人は、それをやめることで悪臭の発生を防ぐことができる。一度着用した衣類は汗や汚れが付着していて、そのまま洗濯機に入れるとカビの繁殖を増進させてしまう。洗濯物は通気性のよいカゴに入れて保管すること。また、濡れたままのタオルやシャツなどもそのまま入れるのはNG。面倒でも一度広げて乾燥させてから保管するようにしたい。

「湿度」への対策は…

洗濯機のふたは使用後そのまま開けっ放しにして通気性をよくした状態にしておく方がいい。しかし、ペットや幼児などがいる家庭では、洗濯槽のなかに閉じ込められてしまう事故が起きることもあるので、部屋のドアをきちんと締めておくなど、くれぐれも注意は怠らないようにしよう。

また、においとともに気になるのが、部屋の湿気。特に梅雨時はもともと湿度が高いので、部屋干しすることでさらに不快感が増してしまう。「エアコンの除湿モードは電気代が気になる」という人は、“換気扇”を利用する方法もある。特にマンションなど密閉性の高い部屋では有効で、部屋の空気取り入れ口から換気扇に向けて、効率的な空気の流れをつくることで、部屋の湿度が下がりやすくなる。

カビが付着した洗濯物をそのまま洗うと、においとともに雑菌を部屋へ撒き散らし、それがカーテンやソファーなどにこびりつくこともある。

洗濯槽はいつもクリーンな状態を保つ。それがこの時期には特に重要なのだ。

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