“攻める”西野朗監督、“半端ない”大迫勇也…サッカーワールドカップ「奇跡の勝利」全舞台裏 (3/5ページ)

日刊大衆

「ハリルは長谷部誠川島永嗣などベテランと相談することはあっても、それ以外の選手には自分の要求に応じるよう求めました。一方、西野監督はVTRを見せた後に、選手から意見や感想を求めるなど、対話を重視しています」(六川氏)

 それが、本番でも生きた。「コロンビアの選手が試合開始後すぐに退場したことで、日本代表は逆にバランスを崩しましたが、後半はそこを修正していました。これは、ハーフタイムに混乱を整理し、意思統一したからでしょう。日本人を熟知し、コミュニケーションを重視する西野監督だからできたんです」(福田氏)

 いかに混乱していたかは、酒井と昌子源のDF2人が、退場する相手選手の動きを見て、「あいつ何で外に行ったん?」とやり取りしたことにも表れている。それを、指揮官は修正してみせた。

 もう一つ、「日本人が苦手な部分を求めた」(福田氏)ハリルとは真逆だった西野監督の特徴がある。「選手の良い部分を最大限、生かそうとしました。これによって個々人の成功体験が多くなり、ひいては自信につながりました」(前同) 敵将ペケルマン監督が「日本は自信を持ってプレーしていた」と脱帽したのも、必然の結果だったのだ。

 もちろん、個人個人の努力も忘れてはいけない。“半端ない”活躍だった大迫は、このW杯のために、専属トレーナーとともに筋肉バランスから呼吸法まで見直した。日常生活でも、温度管理したという。先制PKを決めた香川は、この4年間、血中乳酸値や心拍数を毎日欠かさず計測。自宅には酸素カプセルを設置する入念さだった。

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