正体不明の不調の原因は自然から離れたせい? 「自然欠乏症候群」について (5/5ページ)
最後に井上先生から一言
全身の倦怠感や不眠などの症状があれば、まずは内科や精神科を受診してみてください。その結果、様々な診察や検査をしても正常範囲と診断されたときは、自然欠乏症候群を思い出してもいいでしょう。
ただし、自然欠乏症候群は決して都会の生活や便利になった現代社会を否定するものではありません。今過ごしている生活や環境がいかに自然から遠ざかっているかを自覚し、生活に自然を取り入れるきっかけになると前向きに捉えてもよいでしょう。
自然を取り入れることで生物としてのヒト本来の生き方に近い生活が送れるようになり、その意味合いではより健康になるといえるのではないでしょうか。
【監修:医師 井上 智介】
プロフィール)
島根大学を卒業後、様々な病院で内科・外科・救急・皮膚科など、多岐の分野にわたるプライマリケアを学び臨床研修を修了する。
平成26年からは精神科を中心とした病院にて様々な患者さんと向き合い、その傍らで一部上場企業の産業医としても勤務している。