2歳前の記憶はどんなにリアルなものであっても偽の記憶。刷り込まれて作られたものであるとする研究結果(英研究) (2/5ページ)

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 赤ちゃんや幼い頃の出来事を忘れてしまう現象を幼児期健忘というが、それに関する研究は、幼い頃の宣言的記憶(言葉で表現できる健在記憶)を保持することは不可能に近いことを示している。

 赤ちゃんがそれ以外の出来事(非宣言的記憶:言葉で表現できない潜在記憶)を覚えていられるのは、歩行や会話を学習することからも明らかだ。

 ところが宣言的記憶は脳の別個の場所で生じている。

 非宣言的記憶、つまり体が動作として覚えている潜在記憶は脳のいたるところで保管される。一般に随意運動に関連する底の方に位置する小脳や大脳基底核は、運動スキルなどの学習を助ける。

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・2歳前はまだ海馬が未発達なため長く記憶を保持できない

 宣言的記憶、つまり健在記憶もまた複数の領域が関与するが、決定的な役割を果たす領域が1つある。海馬だ。

 海馬が損傷を受けると、あなたのこれまでに関する事柄といった顕在記憶が破壊されてしまう。海馬に損傷を受けた人は、自転車に乗ったりすることはできるが、自分のこれまでの人生についてきちんと語ることができない。
 
 幼児期、海馬ではさかんに神経が成長している。これは脳の発達に非常に重要なことだがまだ未発達の段階だ。

 人は学習する方法を学習せねばならず、それには新しい記憶を保管する新しい細胞の成長が関与している。しかし、この新しくニューロンが作られるプロセスにおいては、古いものを排除する必要がある。
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