2歳前の記憶はどんなにリアルなものであっても偽の記憶。刷り込まれて作られたものであるとする研究結果(英研究) (3/5ページ)
そのために特定の記憶が保管された細胞のセットが分断され、破壊されることもある。幼い頃の思い出は、このシャッフルによってすぐに失われてしまうので、記憶を形成することはできない。

人間の赤ちゃんに関する研究では、生後18ヶ月の赤ちゃんは、出来事を最大13週間まで記憶できることが判明した。
生後2ヶ月では24時間である。しかし海馬がそれよりも長く記憶を保持できるくらいまで成熟するには20~24ヶ月はかかる。
脳の技術的にはそれをしまうことができるのだとしても、子供はさっさと忘れてしまう。
このために私たちは2歳くらいより前の記憶を覚えていることができないというわけだ。

・一番最初の記憶は3歳を過ぎてからのもの
そして今回の研究でも、一番最初の記憶は3歳を過ぎた頃のものだという数多くの研究論文の意見に賛成している。
じつはこの時期にはいくぶんの違いがある。例えば、女性は男性よりも早く最初の記憶を持つ傾向があるし、初子もそうだ。
また文化によっても違う(一例として、マオリ族の子孫はヨーロッパ系よりも早く記憶を形成する)。こうした差異は、個人がどのくらい自分の記憶を振り返るよう促されるかどうかに関係しているのではと考えられている。