長嶋茂雄、野村克也も…プロ野球「感涙秘話」男たちの熱い涙の背景にある“物語”に迫る! (5/5ページ)

日刊大衆

インタビュアーから「どんな思いで試合に臨まれたのか」と聞かれると、思わず感極まる。「拓也とはずっと同級生で、いつもいつも励まし合って、プロでやったきたんですけど、先に……逝かれて……本当に悲しくて……」

 途中で言葉にできなくなる。今思い出しても、感涙してしまうヒーローインタビューだった。「試合前に、木村コーチの息子の恒希くんが始球式をしたんです。原辰徳監督は恒希くんに、“巨人は君を待っているから”と声を掛けていたんです。その恒希くんは今年の春から大学生。野球を続けていてプロを目指しているといいます。もしかしたら、原監督の言葉が実現する日が来るかもしれませんね」(前出の巨人担当記者)

 男泣きは決して格好悪いことではない。彼らの姿を見ると、そう思えてくる。今季も、我々の胸を熱くさせるプレーをしてくれることだろう。

■プロ野球界 感動の引退スピーチ集

長嶋茂雄【巨人】「我が巨人軍は永久に不滅です」

野村克也【西武】「できることなら頭の中はそのままに、もう一度18歳に戻りたい。やっと野球というスポーツが分かり始めた」

大杉勝男【ヤクルト】「最後にわがまま、気ままなお願いですが、あと1本と迫っておりました両リーグ200号本塁打。 この1本をファンの皆様の夢の中で打たせていただきますれば、これにすぐる喜びはございません」

原辰徳【巨人】「私の夢には続きがあります」

野村謙二郎【広島】「今日集まってる子どもたち。野球はいいもんだぞ! 野球は楽しいぞ!」

木村拓也【巨人】「パパ、頑張ったよ」

三浦大輔【DeNA】「これからも三浦大輔はずーっと横浜です。ヨロシク!」

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