テニスの国際大会で分かった、ハイパフォーマンスを維持できる人の特徴とは? (1/3ページ)

新刊JP

『心を休ませるために今日できること』の著者の一人、ボニー・セント・ジョン氏に話をうかがった
『心を休ませるために今日できること』の著者の一人、ボニー・セント・ジョン氏に話をうかがった

ハイペースな現代において、パフォーマンスを保つために最も必要なものはなんだろうか。「やる気」「体力」「効率」…いずれも大事だが、業務と業務の間でこまめに「回復」する力を無視することはできない。

アメリカで出版され、このほど邦訳された『心を休ませるために今日できること』(ボニー・セント・ジョン、アレン・P・ヘインズ著、三浦和子翻訳、集英社刊)は、回復(マイクロ・レジリエンス)の重要性とその方法を教える一冊だ。

今回、来日した著者の一人ボニー・セント・ジョン氏に話をうかがうことができた。ボニー氏は5歳で片足を失ったものの、1984年の冬季パラリンピックのスキー競技に出場し、アフリカ系アメリカ人としての初めてのメダル(銀メダル)を獲得した。
現在はリーダーシップの専門家として多くの企業の人材を指導しているボニー氏は、「マイクロ・レジリエンス」を「速すぎる社会の変化に対応するために必要なもの」と述べる。そのヒントとなったのは、やはり「スポーツ」だった。

(取材・文/金井元貴)

■頑張り過ぎではこの先やっていけない 今、身に付けるべき回復法とは? ――この『心を休ませるために今日できる5つのこと』はどのような人に向けて書かれたのですか?

ボニー:一生懸命働いていて、成功をしたいと思っている起業家や若い重役たち、医者や弁護士といったプロフェッショナルたち。ホワイトハウスの中にいる人たち、会社でさまざまなタスクをこなしているビジネスパーソンたち。皆さん、頑張りすぎです!

――私もスタートアップにいた経験がありますが、当時は若さもあり、メンバーみんなとにかく働きまくっていたんですね。ただ、年数を重ねれば重ねるほど無理ができなくなる。回復が遅くなるんです。

ボニー:そうでしょう。私にもそういう時期がありました。でも、「頑張る」だけでは何も解決しません。「継続して頑張れる」環境を作らないといけません。
この課題はある特定の業界の話ではなく、様々な業界において共通しています。しかもみんなが言うのは、「頑張りたいのにあまりにも変化が速すぎてとてもじゃないけど対応できない。

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