イスラム文化香るアゼルバイジャンの世界遺産、バクーの旧市街を散策 (2/4ページ)
迷路のような町並みを前にすると、どこか中東の町に迷い込んだような気分になるかもしれません。

バクー旧市街のシンボルが、「グズガラスゥ」の名で親しまれる高さ29.5メートルの「乙女の塔」。

塔がいつ建てられたものか、何のための塔だったのか、正確なことはまだわかっていませんが、土台の部分は紀元前5世紀に建てられた拝火教寺院にさかのぼるといわれ、現在見られるような姿になったのは12世紀のことです。
「乙女の塔」というロマンティックな響きをもつ名前の由来には、実は悲しいエピソードが・・・
伝説によれば、望まない結婚を強要されそうになった少女がこの塔からカスピ海に身を投げたため、この名が付いたといわれています。
現在、塔の内部は、乙女の塔やバクーの歴史を紹介する博物館として使用されているほか、屋上からはバクーの町並みやカスピ海を一望することができます。

バクー旧市街最大の見どころが、アゼルバイジャン建築の傑作とも称される「シルヴァンシャー宮殿」。

13世紀から16世紀までこの地を支配していたイスラム王朝、シルヴァンシャー王朝のハーン(王)の一族によって、14~15世紀にかけて建てられた宮殿です。