猫の寄生虫が人間の思考と行動を変える?失敗を恐れない起業家とトキソプラズマの関係(米研究) (3/5ページ)

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・猫が人を元気にする理由は寄生虫によるマインドコントロールかもしれないという仮説(欧米研究) : カラパイア


・ネズミに影響を与えているということは人間にも影響を与えている?

 トキソプラズマはネズミに感染すると、猫の臭いがしても逃げなくさせてしまう。この現象は、猫の餌となるネズミから宿主に感染しやすくするための進化で獲得された特徴かもしれない。

 では人間の場合は?
 人間は猫の餌ではない。

 だが一方で、ネズミは人間の生体を知るためのミニチュアモデルとして利用されている。同じような症状が絶対に出ないとは言いきれないだろう。


・深刻な影響はないが、人を不注意にしている可能性がある?

 今回の研究結果は、深刻な心理学的症状を引き起こすほど重大な影響はないが、トキソプラズマが人を不注意にしている可能性を示唆している。

 寄生虫の人間に対する影響を調べた研究は他にもある。

 トキソプラズマの感染と経済的なパフォーマンスの負の相関について示唆した研究で、それによると、リスク選好型になることで、不安感が増大したり、信頼する能力が低下したりして、組織を成長させるよりは弱体化させるのだという。

 こうした相関関係は今回も当てはまっているが、微弱な影響にとどまっている。性格によるものなのか、あるいは感染症によるものなのか関連性を更に詳しく調べる必要があるだろう。
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