マリリン・モンローも!?「宝石の怪談」背筋が凍る呪われた真実 (3/5ページ)

日刊大衆

かつてはインドのヒンズー寺院にあったものだ。伝説では、ムガール帝国の王子が「かの石に触れる者に災いあれ」と呪いをかけたという。

 18世紀に寺院から盗まれ、アムステルダムで競売にかけられた時、ロシアの富豪グレゴリー・オルロフが落札。女帝エカテリーナに贈った。オルロフはエカテリーナの愛人だった。女帝はダイヤに魅せられ、王家の宝としたが、ここから奇怪な現象が続発する。

 ダイヤを細工した職人が弟子に惨殺された。ダイヤを管理する侍従、使用人、警備兵らが次々に変死。オルロフも発狂して急死した。彼の最期の言葉は「ムガールの神の呪い」だった。数十人いたエカテリーナの愛人も、ほとんどが怪死している。

 さらに、女帝の死後も呪いは続いた。皇位についた6人のうち、3人が暗殺され、残りの3人も不幸な死をとげた。そしてロシア革命が勃発。皇族は革命軍によって処刑され、ロマノフ王朝は滅んだ。

■男性を破滅させる石「コイヌール・ダイヤモンド」

 5000年以上も前に発見された世界最古のダイヤモンド。コイヌール(光の山)と名前は優雅だが、このダイヤには男たちの欲望と怨念がしみ込んでいる。

 ペルシアのナディル王はコイヌールを奪うため、ムガール帝国に戦争を仕掛けた。残虐の限りを尽くしてダイヤを手に入れた王は、叛臣に暗殺された。王子は、ダイヤの隠し場所を白状させようとする部下に耳をそがれ、手を切り落とされ、両目を抉られた。

 その後、アブダビ王朝では王の弟が反乱を起こし、その弟は息子に裏切られ、追放されている。すべてコイヌールを巡る争いだった。

 血なまぐさい争いが収束するのは1849年、ダイヤがイギリスのビクトリア女王に献上されてからだ。コイヌールは男性を破滅させるが、女性には幸せをもたらすと語り伝えられている。英王室では代々、王妃だけがこのダイヤを身につけている。

■ゴミとして捨てられた奇跡の宝石「マクシミリアン・ダイヤモンド」

 1867年、メキシコ皇帝マクシミリアンは国民の反乱によって捕らえられ、銃殺された。

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