マリリン・モンローも!?「宝石の怪談」背筋が凍る呪われた真実 (4/5ページ)

日刊大衆

彼がブラジルで購入し、妻に贈った33カラットのダイヤが「マクシミリアン」と呼ばれている。

 メキシコの反乱後、ダイヤは30年以上行方不明になっていたが、20世紀になってアメリカで発見。ニューヨークの宝石商の手に渡った。そして現在、再び行方が分からなくなっている。

 ダイヤが消えた原因は、宝石商の家に侵入した泥棒だったが、盗まれたわけではない。不審者に気づいた娘がとっさに、父の宝石箱を台所のゴミ箱に隠して警察に電話した。泥棒は逃げたが、動転していた娘は隠した宝石のことをすっかり忘れてしまった。思い出した時、ゴミ箱の中身は家族が捨てていたという。

 このダイヤは、人間に所有されることを拒んだのであろうか。

■血塗られた財宝「サンシー・ダイヤモンド」

「血塗られたダイヤモンド」。そんな異名を持つ宝石だ。17世紀、フランスのアンリ4世の命令でこの宝石を運んでいた使者が賊に襲撃され、殺された。だが、使者はダイヤを守ろうと、殺される前に飲み込んだため、奪われることはなかった。

 ダイヤは使者の腹を切り開き、胃袋から血まみれの状態で回収された。これが名前の由来である。

 また、所有者のアンリ3世、アンリ4世がともに暗殺されたことも、ダイヤの不気味さに拍車をかけている。

■清王朝の末期を見届けた真珠「パール・オブ・アジア」

 大きさ76ミリ、重さ114グラムもある巨大な真珠『パール・オブ・アジア』は、清朝最後の絶対権力者、西太后が肌身離さず身につけていたといわれている。西太后は清の第9代皇帝・文宗の側室。すさまじいまでの権力欲にとりつかれ、敵対する者を容赦なく抹殺する冷酷非道な女だった。

 文宗が亡くなると、まだ葬儀が終わらないうちにクーデターを起こし、自分に批判的な重臣をことごとく処刑。幼い息子を帝位につけ、摂政として政治の実権を握った。その後はやりたい放題である。

 まず、夫が寵愛していた美しい側室を捕まえて素っ裸にし、ムチで打ちすえた。白い肌が破れ、血が噴き出した。そして両手、両脚を切断。胴体を酒の入った樽に漬けた。

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