清掃員として雇われたのは訓練された6羽のカラスたち。フランスのテーマパークで絶賛勤務中 (2/3ページ)

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 自然主義者でテレビ司会者のクリス・パッカムは、自分のテレビ番組の中で、地上でもっとも頭のいいこの生き物の心を探ろうと、ブランというカラスに対して、かなり複雑な8つのテストを行った。

 完璧にテストをこなしてしまうカラスに、クリスたちは驚きを隠せなかった。

・頭脳派カラスの最強伝説クエスト:仕掛けられた8つの謎を解き、餌をゲットするカラスの行動を完全解説 : カラパイア


Are crows the ultimate problem solvers? - Inside the Animal Mind: Episode 2 - BBC Two

 こうした観察から、カラスにゴミ拾いをしつけ、清掃員として実務ができるかどうか試す実験につながった。

 また、野生のカレドニアガラスは、くちばしで棒をくわえて鍬のように使い、木の幹に住む昆虫をかきだすことで知られている。

 野生の若鳥は通常、年長者からこうしたテクニックを教わるが、研究室で育てられたベティというカラスは、これまでそうした経験もないし、手本を見せてくれる親もいないのに、ワイアから鉤状の道具をその場で作った。

・カラスは道具の形状を記憶し、記憶から道具を再現し、それを改良して最適化できる(ニュージーランド・英研究) : カラパイア

 日本やアメリカの都市部にいるカラスは、さらにテクニックを改良している。木の実を通行量の多い交差点の上から落としたり、車に轢かせたりして、固い殻を割る。そして、赤信号で車が来ないときをちゃんと見計らって、割れた木の実の中身を回収にやってくる。
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