石原裕次郎、高倉健、ビートたけし…「昭和のアウトロー」豪快伝説 (5/5ページ)

日刊大衆

■1億円奢ったビートたけし

 その談志と関係が深かったビートたけしもまた、昭和芸人の豪快さを受け継ぐ貴重な一人だ。「たけしは金払いのよさもあり、とにかく人望は厚い。ガダルカナル・タカによれば、奢ってもらった総額は1億円を超えるとか」(夕刊紙記者)

 また、女遊びも一味違う。「軍団を引き連れて、川崎の店を貸し切ったことがありました。もちろん支払いはすべてたけしですが、この遊びにはルールがあって、部屋の鍵をかけちゃいけないんです(笑)」(前同)

 さらに、その後の反省会もお約束。「軍団らの感想を聞くうちに、自分よりいい思いをしていることに腹が立ってきて、“バカヤロー、俺の女が一番だったんだよ!”と怒り出すのも、お約束だったとか(笑)」(同)

 たけしと並ぶ、お笑い界の大物・タモリにも、粋で太っ腹な逸話がある。タモリが、大学を中退して職を転々としているところを、漫画家の赤塚不二夫に見出されたのは有名な話。赤塚は、自宅に住まわせてタレントとして売り出した。結果、タモリは芸能界で大成功するが、時代の流れとともに、赤塚は連載がなくなり、収入が減った。

「するとタモリさんは、赤塚さんに自分の会社の顧問になってもらい、毎月、赤塚さんのプライドが傷つかない程度の金を振り込んでいたようです。また、“あの車、乗ってないなら譲ってよ”と、わざと横柄に頼んで、赤塚さんが所有する、ふだんはあまり乗らない車を高値で買い取ったともいわれています」(前同)

 かくも粋なスターたち。コンプライアンスうんぬんが何かとうるさい今だからこそ、彼らの魅力は一層、際立つのである。

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