途中駅すべてに止まる「快速・門前仲町行」 台風21号の影響で起きた珍事件 (1/2ページ)
2018年9月4日に国内に上陸した台風21号。接近していた関西地方では、関西国際空港などで大きな被害が発生した。
一方、関東地方でも影響が生じた。JR・私鉄などで運転見合わせや遅延が相次ぎ、振替輸送を求め、大勢の乗客で駅構内は混み合った。そんななか、東京メトロ・東西線では珍事件が起きていた。
東京メトロ「切り替えを失念」東京特許許可局撮影、Wikipedia Commonsより(2007年時)
東西線は、中野から西船橋まで、東京23区の東西を横断する路線。中野から西は、JR中央線に直通して三鷹まで。西船橋から東は、東葉高速鉄道の東葉勝田台と、JR総武線の津田沼までの2方面に直通運転している。
今回の珍事件の舞台は、中野から西船橋方面に向かう列車だ。西船橋方面の快速は通常、東陽町駅(東京都江東区)までは各駅に停車し、以降、浦安(千葉県浦安市)、西船橋(船橋市)までは、途中駅を数駅通過する。
だが、18年9月4日、「快速 門前仲町行」と、日頃の行き先にはない電車が生まれた、とツイッター上で話題となった。門前仲町は、東陽町より中野寄りにあるため、運行区間内に快速の通過駅はない。
では、一体どういうことなのか、Jタウンネットは東京メトロに5日、経緯を聞いてみた。
「快速を各停に切り替えなければならないところ、失念してしまいました」。担当者は今回の原因をこのように説明してくれた。
東西線・西船橋方面では17時55分~19時02分まで、台風の影響で東陽町―西船橋駅区間の運転を見合わせ。そのため、中野―東陽町駅間で折り返し運転が行われていた。
「すべての(西船橋方面の)電車を東陽町までにしてしまうと、東陽町駅では振替輸送もないため駅構内の収容人数を超えてしまう」(上記担当者)ため、中野側から向かうのは東陽町、門前仲町、茅場町行きと時間により分けた。