幼少期、鶏小屋でニワトリと一緒に育てられる。チキンガールと呼ばれた少女の悲劇とその真相(ポルトガル) (4/5ページ)
「話すことはできないけれど、彼女はとても知的で、自立していて、環境によく順応しています。欲しいもの、欲しくないものを示す方法をちゃんと知っているのです」マリア・イザベルをケアする心理学者、クリスティーナ・コンセイソンは言う。

1991年、施設の女性を抱きしめるマリア expresso
マリアは、この16年間、ファティマにある医療施設で暮らしているが、患者の尊厳を守るため、多くの詳細は明かされていない。だが、現在48歳になったマリアは元気だということだ。
・ニワトリと育ったわけではなかった?その真実は?
このチキンガールの話は、40年近く間、何度も繰り返し話題になってきたが、今年始めのExpresso紙の調査によると、1980年代の新聞はかなり大げさに誇張してこの事件をとりあげた可能性があるという。
マリア・イザベルがニワトリ小屋で暮らしていたのは事実だが、髄膜炎のせいで脳に障害があった母親が、野で仕事をしている間だけ、少女をひとりで小屋に放置しておいただけ、というのがどうやら真実らしい。
隣人たちも、少女の家はとても貧乏だったので、ニワトリなど一羽も飼っていなかったと言っている。