「ディッキンソニア」は地球最古の動物だった!5億5,800万年前の化石でその正体が明らかに(オーストラリア研究) (2/5ページ)

image credit:AUSTRALIAN NATIONAL UNIVERSITY
・化石に残されていた脂質から地球最古の動物であることが判明
何十年もの間、変わった体をもつディッキンソニアや、同時代のほかの生き物、先カンブリア時代エディアカラ紀(6億2000万年前~5億4200万年前)は、生命の進化の木に確実に配置するのが難しい生物だった。
しかし、ロシアで発見されたディッキンソニアの化石には、以前にはこの種の化石には見られなかったものの痕跡が残されていた。
オーストラリア国立大学地球科学研究所(ANU)などの研究チームが、化石を発掘し、内容物を分析したところ、化石化の跡に有機組織が保存されていたのだ。
この跡や生体膜からコレステロールの分子を発見した。コレステロールは動物であることを証明する脂質だ。
「研究者たちは、75年以上もの間、ディッキンソニアのようなエディアカラ生物群の奇妙な化石の生物相はいったいなんなのかを模索し続けてきた。巨大な単細胞アメーバ、地衣類、進化の実験の失敗作、あるいは地上の一番始めの動物のなどいろいろ考えた」共同著者で、ANU准教授のヨッヘン・ブロックスは言う。