語呂合わせで名歌が変貌!思わずクスッと笑ってしまう百人一首のパロディ作品を紹介 (1/3ページ)

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語呂合わせで名歌が変貌!思わずクスッと笑ってしまう百人一首のパロディ作品を紹介

人気モノにはつきものの「パロディ」

ジャンルを問わず、人気の商品やキャラクターなどにはパロディが多く登場するものです。お正月のかるた遊びで大人気の百人一首にも、実は多くのパロディが存在します。

今回は、中には思わずクスッと笑ってしまうようなものまである百人一首のパロディを、一部ご紹介いたしましょう。

語呂合わせともじりで名歌が変貌!

藤原定家の撰による小倉百人一首のパロディには、いくつかの「もじりのパターン」があります。
今回は吉海直人著『百人一首の正体』から、トップバッターの天智天皇の歌

秋の田の かりほの庵の とまをあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ
のパロディを比較してみました。

秋の田の 刈り干すいねの ひまをあらみ 六あみだへぞ まいりゆきつつ
(『江戸名所百人一首』/寛文3(1663年))

この歌は、元歌の上の句を活かしつつ、「かりほの庵の」に音が似た「刈り干すいねの」に変え、下の句では名所「六阿弥陀」へ参拝している歌となっています。このパロディ百人一首は、このように元々の百人一首の歌を江戸の名所を紹介する内容の歌にもじった歌集となっています。

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