森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★経済損失は半分人災か (2/2ページ)

週刊実話

今後、大規模かつ広域の地震が起きた場合には同様の事態が発生する可能性は十分あるのだから、各電力会社は、これを教訓にした準備を進めるべきだ。

 一方、個人のレベルでもできることがある。今回の大規模停電で大きな被害を受けなかったのは、太陽光発電と蓄電装置をセットで導入していた家庭と、PHV(プラグインハイブリッド)の車を持っていた家庭だ。PHVは、いざというときにはミニ発電所として、自宅に電力を送ることができるため、車にガソリンが残っている限り、停電の影響を受けないのだ。

 また、生活のための電力が無理でも、スマホの充電ができるだけで、状況はがらりと変わる。今回、札幌市役所のスマホ無料充電に大行列ができたことからも、いまやスマホの充電確保が決定的に重要になっていることは明らかだ。そのため、モバイルバッテリーや乗用車のシガーソケット用充電アダプターの準備など、小さなところから地震への備えをしておくことが重要だろう。

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