米国・中間選挙、共和党大敗でトランプ大統領「さらに暴走の予感」 (1/2ページ)

日刊大衆

米国・中間選挙、共和党大敗でトランプ大統領「さらに暴走の予感」

 誰かアイツを止めてくれーー。

 関税をめぐる米中貿易戦争や対イランへの経済制裁など、世界経済を混乱に陥れているドナルド・トランプ大統領。連日流れるトランプの横暴っぷりを伝えるニュースにうんざりしている人も多いだろう。

 そんなトランプ政権の残り2年間を占ううえで、重要なターニングポイントとなる中間選挙が11月6日、1か月後に控えている。この中間選挙を意識して、トランプ氏はこれまで、国内の支持基盤である白人労働者に向けた政策を次々と打ち出してきた。

 米国国内向けに、“成果”を必死にアピールしてきたトランプ氏だが、この中間選挙での結果はかなり手厳しいものになりそうなのだ。

「今回の選挙では、90%の確率で、下院で民主党が過半数をとりそうです」

 こう分析するのは、在米25年間で、ホームレスからホワイトハウスまで取材し続けてきた堀田佳男氏。

 米国では2年に一度、国政選挙が行われることになっている。このうち4年に一度、大統領選がない年に行われる選挙が中間選挙で、連邦議会の上院議員の3分の1、同じく下院議員のすべてが改選されるほか、州によっては、任期満了にともなう州知事選挙、各自治体の公職選挙、欠員となっている非改選の連邦上院議員の補欠選挙なども行われる。

「まず、大統領選と違って中間選挙の投票率は毎回、35~40%と低調なんです。米国国内で普通の人はあまり関心がない。だから今は安泰の共和党支持者よりも、トランプに不満を持つ反トランプ派の民主党支持者が投票所に行く傾向が強いですね。今回の改選で、上院は民主党と共和党で半々。地元密着型の議員の多い下院で、民主党が過半数を上回ることになるでしょう」(前同)

 また現在、トランプ氏が躍起になっている北朝鮮の非核化や対中強硬姿勢など外交問題での成果も米国国内の有権者に対しては得点にならないと堀田氏は指摘する。

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